こんにちは!セントラル治療院です。
前回に引き続き、今回は肌環境を作り出す3つの菌について解説していきます。
1:善玉菌(表皮ブドウ球菌)
肌をしっとりツヤツヤにする「美肌づくりの菌」。
皮脂や汗をエサに天然のクリームといわれる皮脂膜を作って肌の保護や保湿、悪玉菌の増殖を抑えるなど肌の守護神として大活躍の菌です。
2:日和見菌(アクネ桿菌)
本来は善玉菌と同じ働きをして美肌に貢献する菌ですが、悪玉菌が多い環境では悪玉菌のような働きをしてしまう菌困った菌。
毛穴の中で増殖すると炎症を引き起こし、ニキビを作る菌として有名。
3.悪玉菌(黄色ブドウ球菌・マラセチア菌)
健康な肌では数が少ない黄色ブドウ球菌ですが、肌の乾燥や洗顔のしすぎなどによって肌環境が悪化すると異常増殖し、炎症やかゆみなどを誘発。マラセチア菌は過剰な皮脂分泌によって増殖し、皮膚炎などの引き金に。
勘違いされがちですが、トラブルのない健やかな肌とは悪玉菌ゼロを目指す事ではありません。
大切なのは優等生の菌を育て、悪い菌が蔓延らない肌環境を保つ事。
皮膚常在菌は善玉菌2:日和見菌7:悪玉菌1のバランスが理想的な肌環境と言われています。
理想的な菌バランスを維持する事で、肌自らが強く美しくなる力を引き出します。
逆にこれらのバランスが崩れると、潤い保持やバリア力が低下して肌が敏感に傾きます。