大人の肌トラブル【1】肌荒れ

皮膚マイクロバイオータが善玉菌優勢な菌バランスに整うと、悪玉菌の増殖を防ぐ、弱酸性の皮脂膜や抗菌ペプチドが豊富に作り出されます。
これによりさまざまな刺激から肌を守る保護作用が最大に発揮され、肌の健康が保たれます。

ところが、加齢とともに肌機能の低下や皮脂と汗の分泌量が減少すると、皮脂膜が形成されにくくなり
善玉菌優勢な菌バランスが崩れてしまいます。
この環境下では肌に炎症を起こす悪玉菌や病原菌が一気に増殖し、肌荒れやかゆみなどを引き起こします。
また、毛穴に生息し本来肌に良い働きをする日和見菌は、過剰な皮脂分泌や角質肥厚などで毛穴が詰まると増殖し、
ニキビの原因菌に変化してしまいます。

菌バランスを意識した日々のケアは肌荒れを防ぎ、肌が自らトラブルを回避する力をサポートします。