肌の仕組みを理解するpart4

【ふっくらとしてハリ・弾力に満ちた肌の土台を築く真皮】

表皮の下に位置し、肌のハリや弾力を内側からしっかりと支えているのが「真皮」です。
頬を強く押してもきちんと元に戻るのは、この真皮の働きによるものです。

真皮は、線維芽細胞によって作り出される「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」などで構成されています。
まず、私達が肌のハリ・弾力と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、コラーゲンではないでしょうか。

コラーゲンには主にタンパク質でできた繊維で、太いロープ状になって真皮の中でネット構造を作っています。
そしてコラーゲンを繋ぎ止めるようにしっかり束ねているのがエラスチンです。
コラーゲン同様、タンパク質でできていて、ゴムのように伸び縮みする性質があります。
これによって肌に弾力性だけではなく、しなやかな柔軟性ももたらしています。
さらに、コラーゲンとエラスチンでできたネット構造の隙間を満たしているのがゼリー状の基質ででできたヒアルロン酸です。

最大の特徴は水分を抱え込む力に優れていること。
ヒアルロン酸は、1gあたり約6リットルもの保水力があり、肌のうるおいと共に柔軟性も維持しています。

真皮の下には皮下組織から伸びた血管もあり、栄養素などの供給や老廃物の排出を担い、真皮や表皮の肌細胞の活発な働きをサポートしています。

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